頻尿対策によい食べ物、悪い食べ物

「医食同源」「薬食同源」「薬膳」といった言葉もあるように、医療と食事は相通ずるものと言えます。

そのことは、頻尿対策についても同じです。そこで、特に頻尿に有効な栄養素と食べ物をご紹介します。

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尿道括約筋を鍛えるマグネシウム

マグネシウムは、元素記号Mg、原子番号12の金属で、地球上で6番目に多い元素です。学校の理科や科学でおなじみの物質ですね。

それと同時に、尿道括約筋を鍛える働きを持つ、頻尿に有効な栄養素でもあります。さらには、人間が生命を維持していくのに不可欠な“必須元素”の一つに数えられる元素です。

炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質の三大栄養素が人間の体内でエネルギーに変わるには酵素が必要ですが、酵素が働くにはマグネシウムが必要不可欠なのです。

人間の体内に約25gあり、そのうちの50~60%は骨の中に分布し、約20%は筋肉、約10%は血漿や赤血球、残りは脳、神経、肝臓、細胞内液の中に分布しています。

体内のカルシウムの量を調節する働きがあるマグネシウムが不足すると、カルシウムが膀胱の内側に沈着して膀胱の容量を小さくするために、頻尿などの尿トラブルが起こりやすくなります。

ですから、頻尿対策のためには、マグネシウムが体内に十分あるようにしておくことが大切です。

マグネシウムは、玄米など精製していない穀類や大豆・豆腐・納豆などの大豆製品、アーモンド・落花生などのナッツ類、ヒジキ・ワカメなどの海藻類、胡麻、蕎麦、その他種々の野菜類や魚介類にも多く含まれています。

豆腐と海藻をポン酢や青じそドレッシングと胡麻油で和えたサラダに、白胡麻を振って食べれば、マグネシウムを十分摂ることが出来る上に、簡単に作れて、美味しくて良いですね。暑い夏には、冷やしたトマトを角切りにして添えても、美味しいですよ。

若返りのビタミンE

ビタミンEは、「若返りのビタミン」の異名を持つ栄養素で、強い抗酸化作用を持っていて、活性酸素の害から身体を守り、血管や肌・細胞などの老化を防止し、血行を促進するなど生活習慣病の予防にも効果を発揮します。

老化防止作用、血行促進作用のお陰で、頻尿になりにくい身体作りが出来ます。

人間の体内では特に細胞膜の中に多く分布し、活性酸素から細胞を守っています。肝臓、心臓、副腎、子宮、脂肪、筋肉、血液など多くの組織で蓄えられています。

ビタミンEは、他の抗酸化物質と一緒に摂ると、相互に作用を高め合う性質があります。特に、ビタミンA、ビタミンCとの相乗効果は際立っていて、「ビタミンACE(エース)」とも呼ばれています。

1922年の発見時には不妊を防ぐ栄養素として発見されたように、ビタミンEの化学名であるトコフェロールは、ギリシャ語を基にして、「子どもを生ませる」という意味で名付けられました。

その名の通り、生殖機能を維持し、月経前症候群や更年期障害を軽減する働きがあります。この意味でも頻尿対策になっています。

ビタミンEは、唐辛子、アーモンド、落花生、植物油(ひまわり油、コーン油、綿実油など)、オイルスプレークラッカー、マヨネーズ、モロヘイヤ、かぼちゃ、大根の葉、ポテトチップス、うなぎの蒲焼きなどに多く含まれています。

仲間と集まるパーティーで、クラッカーにかぼちゃサラダやピーナッツバターを載せたり、アーモンドやポテトチップスを摘んだりすれば、楽しく美味しい上に、ビタミンEの補給にもなって、いつの間にか頻尿対策をしていることになりますね!

マグネシウムもビタミンEも含んでいるクルミ

クルミ(胡桃、Walnut)は、ナッツの中でも特に栄養価が高く、様々なビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、滋養強壮や老化防止に効果がある食べ物です。

クルミが記憶力を向上させる可能性がある、との研究報告さえあります。そして、頻尿解消や腎機能改善にも有効です。特に、上記のマグネシウムもビタミンEも含んでいるので、頻尿対策向けの食べ物です。

食用としての利用は古く、紀元前7000年前から人類が食用にしていたとも推定されており、日本では、縄文時代から食用にされていた出土事例があり、奈良時代や平安時代に貢納物の一つとされていた記録もあります。

また、木材としても重宝されており、チーク、マホガニーと並んで、世界三大銘木の一つに数えられています。強靭でありながら加工性も良い、という特性を持ち、落ち着いた色合いと重厚な木目を持つ、という特長のため、古くから高級家具材・工芸材として用いられ、アメリカ合衆国大統領の指揮台やアメリカ合衆国最高裁判所のベンチにも用いられています。

日本国内では、木材としては、「クルミ」ではなく、英語から取った「ウォールナット」の名で呼ばれています。

クルミと他のナッツ類とかぼちゃとマヨネーズを混ぜて、味を調えてから、クラッカーのディップにしたりサラダにしたりすれば、美味しいですよ!クルミと一緒にマグネシウムやビタミンEも摂れて、頻尿対策にもなりますね!

漢方の生薬にもなるヤマイモ

ヤマイモ(山芋、ヤマノイモ)は、中国では昔から頻尿などの尿トラブルに対して用いられてきた食べ物です。マグネシウムを多く含むため、上記のように、尿道括約筋を鍛え、引き締めて、頻尿や尿失禁などに非常に有効な働きをします。

さらには、ヤマイモに含まれている“ムチン”という多糖類の一種には様々な健康効果があり、その中には腎機能向上の効果もあり、そのために体内の水分のバランスが調整されるので、その意味でも頻尿対策になります。

そして、同じくヤマイモに含まれている“ジアスターゼ”という消化酵素も頻尿の予防・改善に有効である、との説もあります。その他、糖尿病による頻尿にも有効である、という報告もあります。

漢方医療の生薬の一つである“山薬(さんやく)”は、本来はナガイモですが、ヤマイモも用いられ、正式に認められています。この生薬は、八味地黄丸(はちみじおうがん)、六味丸(ろくみがん)など、頻尿対策向けの漢方薬に用いられています。

薬膳料理の一つであるヤマイモと豆腐の揚げ出しは、ヤマイモと一緒にマグネシウムやビタミンEの豊富な食品を摂る事が出来、頻尿や冷え、疲労回復にも役立つ美味しい一品です。お椀に出汁を張って、熱々のうちにどうぞ!

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