トイレに行く回数が多いと感じたら、頻尿のツボ指圧やお灸してみよう!

ツボとは、東洋医学の概念で、体内の特定の器官(内臓)の異常に対して体表の特定の部位に現れる窪みのことです。この性質のため、異常がある器官の、診断にも治療にも利用できます。また、場合によっては、それが現れる部位も含めて「ツボ」と呼ぶことがあります。正式名は「経穴(けいけつ)」で、英語ではAcupuncture Pointと表記されます。

指圧は、手の指(と手のひら)を使ってツボを押し、人間の身体に本来備わっている自己治癒力(自然治癒力)の働きを促進させると謳っている日本独特の民間療法、手技療法です。

按摩(あんま)、マッサージとの違いは、分かりやすく簡潔に言えば、あん摩は“揉む”(筋肉を緩める)、マッサージは“撫でる”(リンパ液などの循環を改善する)、指圧は“ツボなどを押す”(身体機能を調整する)、と言えます。しかし、日本の現行の法律では、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」と一まとめにされています。

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手にある頻尿のツボ

それでは、頻尿に効くツボを紹介します。なお、当然ながら、効果には個人差があります。まずは手にあるツボからです。

“少沢(しょうたく)”は、両手小指の外側、爪の少し下の窪みにあるツボです。“小吉(しょうきつ)”という別名があります。

このツボは、刺激すればトイレに行く回数を減らせるツボとして知られています。また、救急療法として用いられることがあり、意識を失った時などの「気付けの妙穴」とも言われています。

その他、眼精疲労、白内障、緑内障、目のかすみ、目の充血、咽頭炎、のどの痛み、咳、狭心症、胸痛、胸苦しさ、息切れ、鼻出血、耳鳴、頭痛、発熱耳鳴、むち打ち症、首筋の痛み、肩の痛み、肘の痛み、尺骨神経麻痺、半身不随、小児のひきつけ、乳腺炎、乳汁分泌不足、などに効果があります。

“腎穴(じんけつ)”は、両手小指第一関節の横じわの中央の小さな窪みにあるツボです。反対の手の親指の爪を使って探したり押したりすると良いでしょう。

このツボは、“夜尿点(やにょうてん)”という別名があるように、元々は子供のおねしょ対策に良い、とされていたツボです。大人にとっても、夜間頻尿の改善に効果が期待できます。

このツボを刺激すれば、ホルモンバランスが整えられるため、ストレスが軽減され、薄毛、抜け毛、ダメージヘアなどの髪のトラブルにも効果があり、不妊症改善、むくみなどにも有効です。

また、泌尿器の機能が高められ、特に男性には効果があります。さらに、副腎ホルモンの分泌が整えられるため、シミを薄くする、という効果もあります。

足にある頻尿のツボ

次は、足にある頻尿に効くツボです。

“承山(しょうざん)”は、両足のふくらはぎの縦の中心線上で、アキレス腱と筋肉の境目の窪みにあるツボです。言い換えると、両足のふくらはぎの筋肉の下端中央の窪み、とも言えます。

ふくらはぎの筋肉がしっかりしている人なら、その筋肉が描く「人」という文字の2本の線の交点に当たります。「承山」という名前は、ふくらはぎの筋肉の“山”を“承ける(うける、受け止めるの意)”、ということから名付けられた、と伝えられています。

足腰の冷えによって血行不良になると、水分代謝が悪くなりますが、このツボを刺激すれば、足腰の血行を良くし、水分代謝の機能も回復します。その結果、足のむくみや痛み、こむら返りなどが解消し、頻尿などの腎機能低下にも高い効果を発揮します。

足のむくみも頻尿につながりますので、むくみを解消することも頻尿対策の一つになります。さらに、痔や便秘、腰痛にも効果があり、特にぎっくり腰の痛みを和らげます。

“湧泉(ゆうせん)”は、両足の裏にあるツボで、足の指を曲げた時に「人」の文字に窪む2本の線の交点に位置します。

その位置は、よくある“足ツボの分布図”で腎臓の位置に重なっていますが、その通り、このツボを刺激すれば、腎臓の働きが良くなり、体内の水分の量やバランスが調整されます。頻尿も改善します。

それだけではなく、「湧泉」という名前が、生命エネルギーである“気”が泉のように湧くことを意味している通り、このツボを刺激すると、血液の循環が良くなるので、冷えやのぼせが解消され、全身の疲れやだるさが回復して、スタミナが付き、内臓機能が高まります。

具体的には、胃痛、腰痛、歯痛、咽頭痛、食欲不振、集中力散漫、肌荒れ、シミ、ニキビ、むくみ、冷え性、不眠、動悸などを改善し、血圧、ストレス解消、毛髪の発育と成長、腎臓機能、利尿、老廃物排出、ホルモンバランス、気力回復、ボケ防止、婦人科系の疾患、更年期障害などにも効果を発揮します。その有効性は、正に全身に及んでいます。そのため、「万能のツボ」と呼ばれています。

“三陰交(さんいんこう)”は、両足の内くるぶしの一番高い所から指3~4本分(個人差あり)上の、骨と筋肉の境目の窪みにあるツボです。

このツボも、湧泉同様、頻尿だけでなく全身に効力が及ぶ「万能のツボ」です。めまい、立ちくらみ、低血圧症、太り過ぎ、痩せ過ぎ、のぼせ、冷え、むくみ、イライラなどに有効です。

このツボは、「女性のツボ」とも呼ばれています。なぜなら、骨盤の中、特に子宮の血行を良くするので、先に書いた有効性とも相まって女性ならではの冷えやむくみに効果がある上に、生理不順・生理痛や更年期障害をも改善するからです。

その他の部位にある頻尿のツボ

この他、お腹にある“曲骨(きょくこつ)”“中極(ちゅうきょく)”“関元(かんげん)”“横骨(おうこつ)”、腰にある“腎兪(じんゆ)”、足の小指にある“至陰(しいん)”なども、頻尿に効くツボです。

また、耳ツボマッサージも頻尿に効果があります。

ツボの元祖、お灸はいかがですか?

実は、ツボ、経穴というのは、元々は鍼灸の概念です。つまり、鍼灸の方が、体系化されてからの歴史はずっと長いのです。鍼灸の古典、皇甫謐『鍼灸甲乙経』が書かれたのは3世紀、今から1700年以上昔とされています。

お灸は、指圧のように指ではなく、熱によってツボを刺激するので、火傷しそうなイメージがありますが、最近は火を使わないタイプや初心者向けのタイプもあるので、関心のある方は試してみるのはいかがですか?

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