夜間頻尿の原因

夜間頻尿の原因には様々なものがありますが、主な原因は、夜間多尿、膀胱容量の減少、睡眠障害です。いずれも加齢に伴って悪化していきます。

夜間多尿の原因も一つに決まってはいませんが、夜間の尿量を減らすホルモン“バソプレッシン”が、十分に分泌されなくなったり、効力を発揮できなくなったりすることが、主な原因の一つです。

脳の下垂体から分泌され、「抗利尿ホルモン」とも呼ばれるバソプレッシンは、通常、睡眠時には活動時の2倍も分泌されて尿量を抑えますが、その分泌や効力発揮に乱れが生じると、睡眠時にも尿量が減らなくなります。

このような症状が加齢につれて起こりやすくなります。

また、過剰に水分を摂取したり蓄積したりしていることに気付かない場合もあります。水分は飲み物だけではなく食べ物にも含まれているので、知らず知らずのうちに食べ物から多くの水分を摂取している可能性があるからです。

さらに、高血圧や心臓病などの薬の影響で夜間多尿になることもあります。

膀胱容量の減少は、多くの場合、前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱、間質性膀胱炎などの病気が原因で起こります。

睡眠障害が夜間頻尿を引き起こすこともあります。特に加齢に伴って眠りが浅くなると、ちょっとした感覚でも目を覚ましてしまうようになります。

そうなると、トイレに行きたくて起きたのかどうかが分からなくなったり、「目が覚めるからトイレに行くのではないか?」と自問すると「そうかも知れない。」と思えたりする場合もあります。

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頻尿対策サプリを利用する

このように、夜間頻尿の原因を考え、挙げていくと、これらを解消できれば、夜間頻尿を解決できる、ということになりますが、これらの中の幾つかにはサプリメントがとても有効です。

そのような頻尿対策サプリを利用できるならば、病院に行ったり薬を飲んだりする必要が無いので、忙しい毎日を過ごしておられる方などには特に助かることでしょう。

なお、脳内で作り出すホルモン物質を直接体内に取り込むのは、副作用が起こる可能性が高く危険なので、よほどの理由が無い限り、避けた方が良いでしょう。

そのような物質には、日本国内では承認されていないものの、海外から個人輸入で取り寄せるのは可能なものがあります。

更年期向けのサプリメントが有効

それにしても、夜間頻尿の原因はいずれも、根底に加齢があるので、更年期の方向けのサプリメントが有効です。

男性の更年期障害に有効なサプリメントの一つに、“トリプトファン”があります。トリプトファンは、体内では合成できない必須アミノ酸で、体内に入ると前駆物質である“セロトニン”を経て、脳の松果体で“メラトニン”という物質になります。

メラトニンは、睡眠物質として、また、若返りホルモンとしても知られています。

体内のメラトニンは、加齢に伴って減り、睡眠障害や男性更年期に特有の他の症状を引き起こす原因にもなるので、これを補うことによって、それらを解決すると同時に、夜間頻尿の原因を無くすことになります。

ただし、メラトニンは、海外では安価なサプリメントとして普及していますが、日本では上記のように「脳内で作り出すホルモン物質」として承認されていないので、それの元になるトリプトファンを取り入れることによってその代わりにするわけです。

亜鉛も、男性の更年期障害に有効なサプリメントで、特に夜間頻尿の解消に関わっています。と言うのは、男性特有の頻尿の原因に前立腺肥大症がありますが、亜鉛には、前立腺肥大症の原因と言われる男性ホルモン“ジヒドロテストステロン”が作られるのを抑える働きがあるからです。

女性の更年期には、女性ホルモンが不足して膀胱が委縮し、機能が低下します。そこで、そういう状態に対するサプリメントとして、女性ホルモンに似た成分を補うものがあります。代表的なのは“大豆イソフラボン”です。

大豆に含まれている栄養素で、女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似た構造をしている植物性成分です。

南米ペルー原産のアブラナ科の多年生植物“マカ”の根の豊富な栄養素も、女性ホルモンに似た成分です。その栄養素の中には、大量の必須アミノ酸やジャガイモの倍以上の鉄分とカルシウム、種々の脂肪酸、ビタミンB群、ミネラルなどが含まれます。

その他に、ワイルドヤム、レッドクローバー、ブラックコホッシュ、プエラリアミリフィカ、チェストツリーなどにも、似た効果がある成分が含まれており、頻尿対策に有効です。

その他の夜間頻尿に有効なサプリ

これら以外で夜間頻尿に有効なサプリとしては、ノコギリヤシの、主に果実に由来するものが挙げられます。このサプリメントは、特に前立腺肥大症に有効です。前立腺は男性特有の器官ですから、その点では男性向けのサプリメントです。とは言え、滋養強壮目的では、古くから男女問わず用いられています。

ノコギリヤシとは北アメリカ原産の2~4mほどの低木のヤシで、オリーブと同じ位の大きさの赤黒い果実が、ヨーロッパでは薬、日本やアメリカではサプリメントとして用いられています。

と言うのは、ヨーロッパの欧州連合(EU)諸国では、「医薬品登録に関する規制(欧州指令)」に対する2004年3月31日の「ハーブ(植物由来の生薬製剤)に関する定義の追加」で、医薬品に指定されている一方、日本やアメリカでは、医薬品としては承認されておらず、健康サプリメントとして市販されているからです。

ペポカボチャ(ズッキーニなど)の種由来のものも、夜間頻尿に有効なサプリです。かぼちゃの種であればどれも有効ですが、外殻が存在せず、そのままで利用できる点で、日本かぼちゃや西洋かぼちゃの種よりもペポカボチャの種の方が利用しやすいので、普通は後者が用いられています。

なお、このサプリメントは、男女両方の頻尿に効果がありますが、特に女性の頻尿対策によく用いられています。

ボタンボウフウ(牡丹防風、別名:長命草)というセリ科カワラボウフウ属の常緑多年草に含まれている“イソサミジン”という成分も、夜間頻尿に有効なサプリです。

この成分には膀胱の過剰な収縮を和らげる作用があるため、女性に多い過活動膀胱などによる頻尿の改善効果が、近年、特に注目されています。

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