アロマテラピーとは

アロマテラピーとは、植物の持つ芳香成分を利用して心身のケアを図る、ヨーロッパ発祥の自然療法を意味します。植物から抽出した精油(アロマオイル、エッセンシャルオイル)に含まれる薬効成分は、人間が本来持っている心身への自然治癒力を高める働きを持っています。

アロマテラピーは、この働きを病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクセーション、ストレスの解消などに役立てる芳香療法です。

公益社団法人日本アロマ環境協会では、アロマテラピーを以下のように定義しています。

アロマテラピーは精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法である。
アロマテラピーの目的は以下のとおりである。
  1.リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
  2.美と健康を増進する。
  3.身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
  4.身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す。

「アロマテラピーAromatherapy(=芳香療法)」という語は、「アロマAroma(=芳香)」と「テラピーTherapy(=療法・治療)」から作られた造語です。

作ったのはフランスの調香師ルネ=モーリス・ガットフォセ(Rene-Maurice Gattefosse、1881年~1950年)で、自身は1928年頃から著作に用いており、特に1937年の著書『Aromatherapie ? les huiles essentielles hormones vegetales』(邦題『ガットフォセのアロマテラピー』)で広く知られるようになりました。

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アロマテラピー+陰陽思想で頻尿対策!

近年、アロマテラピーに古代中国から伝わる陰陽思想を取り入れる考え方が現れ、この考え方がアロマテラピーを頻尿解消に役立てる上で一つの鍵になっています。

陰陽思想とは、全宇宙のあらゆる事物が陰と陽という二つの性質から成り立っている、という一種の二元論です。この思想は、実は日本文化にも浸透していて、例えば、中国地方の北部と南部を「山陰」「山陽」と呼ぶのもその一つです。

これを東洋医学で用いる場合には、陰は寒とも呼ばれて、生命反応が比較的沈衰した状態を指し、陽は熱とも呼ばれて、生命反応が比較的亢進した状態を指します。

そして、これを頻尿対策に用いる場合には、頻尿に伴って不安感やイライラ、胃腸虚弱などが見られるならば陰が過剰、身体にほてりや熱が見られるならば陽が過剰、と見なし、それぞれに合った精油を勧めます。

頻尿対策向けのアロマオイルの幾つかを紹介します!

それでは、タイプ別に勧められる、頻尿対策用の精油を見てみましょう。

まず、陰タイプの人には、ジンジャーやラベンダーが勧められます。どちらも身体の冷えを改善する精油です。

ジンジャーGingerとは生姜の精油です。生姜の根茎(通常食用にする部分)から水蒸気蒸留法で抽出されます。抗ウイルス作用、解熱作用、消化器系の強壮作用、高い鎮痛作用があり、特に筋肉痛(肩こりや腰痛など)や関節痛に効果的です。

また、血行促進作用もあり、高血圧を改善します。精神的疲労の回復にも有効です。

ラベンダーLavenderは、紫色の美しい花で愛されている植物の精油で、花と葉から水蒸気蒸留法で抽出されます。鎮痛作用、鎮静作用、安眠作用、抗ウイルス作用、通経作用、血圧降下作用などなど、様々な働きがあります。

非常に幅広く用いることが出来る万能の精油で、アロマテラピーの象徴のような存在です。

陰タイプで、特に強い不安感やイライラを伴っている場合には、不安や緊張を緩和する効果があるベルガモット、ジュニパーなどが勧められます。

ベルガモットBergamotは、紅茶のアールグレイの独特の香りを付けるフレーバーとしても知られています。精油は、完熟前の青い実の皮から圧搾法で抽出されます。交感神経の活動を鎮める働きがあり、不安や不眠を解消したり、気分をリフレッシュしたりするのに効果的です。殺菌消毒作用も強く、特に膀胱炎などの泌尿器系や呼吸器系の感染症に有効です。

ジュニパーJuniperは、お酒のジンの重要な成分として知られています。精油は果実から水蒸気蒸留法で抽出されます。

体内の毒素を体の外に排出する解毒作用や高い利尿作用、収れん作用、血行促進作用、抗リウマチ作用があります。特に膀胱機能を高めて体内の水分量を調整する働きがあり、その意味では、どのタイプの人が用いても、頻尿改善の効果が期待できます。

陽タイプの人には、全身の気(生命エネルギー)や血の巡りを良くするマンダリン、オレンジスイート、ローズマリー、ティートリーなどが勧められます。

マンダリンMandarinは、甘く穏やかで芳醇な柑橘の香りです。精油は果皮から圧搾法または水蒸気蒸留法で抽出されます。鎮静作用、食欲増進作用、消化促進作用、肝機能強化作用、細胞成長促進作用、皮膚再生作用などがあり、月経前緊張症(PMS)の緩和にも有効です。

オレンジスイート(スイートオレンジ)Orangeは、果皮から圧搾法で抽出されるオレンジの2種類の精油のうちの一方です。もう一方はオレンジビター(ビターオレンジ)です。オレンジの皮を剥いた時に部屋中に充満する甘い香りが、正にこの精油です。鎮静作用、消毒作用、健胃作用、整腸作用があります。

ローズマリーRosemaryは、肉料理に使われるハーブとしても知られている植物の精油で、葉から水蒸気蒸留法で抽出されます。神経刺激作用、頭脳明晰作用、鎮痛作用、血圧上昇作用、体液循環促進作用などがあります。

ティートリーTi Tree / Tea Treeは、日本語に訳すと「お茶の木」になってしまいますが、お茶とは全く別種の植物とその精油を意味しています。

抗菌作用、抗ウイルス作用、殺菌作用、免疫促進作用があり、原産地オーストラリアでは先住民アボリジニの人々の万能薬、最近では歯科治療やエイズ治療の研究においても注目されています。

残念ながら、今の所、正式な医療として認められてはいません!

このように、アロマテラピーも頻尿に対して有効ですが、日本では正式な医療として認められておらず、薬事法ではアロマオイルは雑貨扱いになっている現実があります。

ですから、そのことを踏まえて購入、使用せざるを得ず、その点で注意が必要です。

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