膀胱に尿をためる膀胱訓練の効果

頻尿になると活動範囲がとても狭まります。いつもソワソワしてどこか落ち着かない状況になります。これを解消するため病院に行き、薬を処方してもらうのも一つの方法です。

ただ、なるべくなら薬に頼らずに頻尿を改善したいというニーズは確実にあります。薬に依存ぜずに頻尿改善効果を期待できるならそれに越したことはありません。そこで注目を集めているのが膀胱訓練といわれるものです。

当然のことですが尿が膀胱に溜まることによって尿意は感じます。頻尿になると少しの尿でも膀胱が過敏に反応してトイレに行く回数が増えていきます。

膀胱の機能がトラブルを起こした状態になり、尿意を頻繁に感じトイレに行き、さらに膀胱における機能を麻痺させるという負のスパイラルが生じます。排尿の回数がやたら増えていくと膀胱が硬くなる傾向になります。

このためできることならなるべくオシッコの回数は抑えておきたいものです。しかし、あまりにも我慢するのもまた体には良くなく、やはりバランスの問題といえるでしょう。

明らかに泌尿器疾患がある人は別ですが、膀胱訓練などで多少の頻尿対策が見込めることもありますので実践例を交えながら紹介していきます。まずはスタンダードな膀胱訓練です。

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ポイントは排尿回数を記録する

これは端的にいえばオシッコを我慢することですが計画的に排尿回数をコントロールすることがミソとなります。やみくもに我慢するのではなく、今まで感じていた少々の尿意ではトイレに行かないということを習慣づけることです。例えば1日のうち1回分の排尿を減らしていくだけでもOK。

1回の排尿がなくなるだけでも長い目でみれば頻尿の間隔が伸びていくことになります。その際のポイントは訓練を始める前と後での排尿回数を記録することです。

1日どのくらいのペースでトイレに行っていたのかをカウントします。そして訓練を開始した後の排尿回数を記録するわけですが、1日のうちのどの時間帯でオシッコが我慢できるようになったのかを確認します。

これは意外に重要なところで食事後の排尿回数が減ったのか、それとも就寝中の回数が少なくなったかで、その後の対策が大きく変わります。

食事してしばらく経ってのトイレは水分の摂り過ぎが原因かもしれないし、寒い時期になると頻尿傾向が現われるのなら防寒対策で抑制することが十分可能になります。まずはトイレに行く回数を記録することから始めてください。

骨盤底筋体操と組み合わせることで効果倍増

次に紹介するのは骨盤底筋体操と呼ばれるものです。膀胱や尿道を支えている骨盤底筋というものがあります。この骨盤底筋が衰えてくると尿道が締め付けられず、結果として尿漏れや頻尿の症状が現われるとされます。

尿道が短い女性に多くみられる現象です。その有効な対策として骨盤底筋体操が実践されています。

男性なら肛門、女性なら肛門と膣を意識的に締める体操です。肛門と膣を軽く締め、それを2回ほど繰り返す。これを1セットとして毎日5セットくらいしてみます。

数ヵ月続けることでかなりの効果が現われたとのデータもあります。膀胱訓練や骨盤底筋体操は医療現場で実践されていますので医師の指導を得てから始めてみましょう。

膀胱訓練と骨盤底筋体操は個別にやるのではなく、組み合わせて実行することがさらなる効果を生み出します。ここで一点注意です。膀胱訓練は向き不向きがあるということです。

あくまで頻尿の背後に病気がないということが大前提。前立腺肥大症、膀胱炎、泌尿器系のがんがある患者は避けてください。

効果どころか副作用が起き、病状がさらに悪化する恐れがあります。膀胱訓練は手軽でいつでも始められる頻尿対策です。健康な人がする分には問題はありませんが、疾病を患っている人は安易に始めないでください。

医師の所見を聞き、正しい指導のもと膀胱訓練を始めてみましょう。

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