たかが頻尿ではない!前立腺がんが進行すると頻尿になる!

前立腺がんは男性特有のがんで、高齢者に多いのが特徴です。65歳以上の人に多く、年齢が上がるごとに患者数は増加します。80歳以上では20%もの人が前立腺がんを罹患していると言われています。

前立腺がんはとても進行が遅いがんとして知られています。前立腺がんにかかっているにもかかわらず自覚症状が出ないまま、他の原因で亡くなるというケースもあるようです。

前立腺がんは比較的、予後が良好ながんであり、がんが発覚した時点で他の臓器への転移がない場合、適切な治療を施せば10年後生存率は80%以上であると言われています。

なお、他の臓器へ遠隔転移をしているケースでは5年後生存率が45%となってしまうため、早期発見・早期治療が肝心となります。

前立腺がんは、がん細胞が男性ホルモンを栄養にして増殖することから、内分泌治療と呼ばれる男性ホルモンの分泌をコントロールする治療を行うのが一般的です。

男性ホルモンのほとんどは精巣で作られていることから、手術によって精巣を摘出するか、内服薬や注射で男性ホルモンの分泌を抑制します。内分泌治療はとても効果が高く、ほとんどの場合でがん組織は縮小すると言われています。

なお、前立腺肥大は前立腺がんと同様の症状が出ることから混同されることもあるのですが、根本的に異なる病気です。前立腺がんは前立腺の外側に出来る悪性の腫瘍であるのに対し、前立腺肥大は前立腺の内側に出来る良性の腫瘍です。

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前立腺がんと頻尿の関係

前立腺に出来た腫瘍が尿道を圧迫することで頻繁に尿意を感じたり、排尿後に残尿感をおぼえたりするようになります。

また、前立腺がんの全摘手術を行った場合、後遺症として頻尿や失禁などの症状が現れることがありますが、これは術後1~3ヶ月程度で改善します。

また、前立腺がんが進行すると前立腺のすぐ上にある膀胱へ浸潤してしまうことがあります。すると膀胱の刺激症状として頻尿になるケースがあります。

また、がんが尿道へ広がっていくと、尿漏れや排尿時の痛み、血尿などの症状が現れる場合があります。

前立腺がんの初期症状

前立腺がんの初期症状には以下のようなものがあります。

・排尿後に残尿感がある
・トイレに行く回数が増える
・血尿が出る
・尿のキレが悪くなる
・尿意を我慢できず失禁してしまう
・腰や下腹部に違和感や痛みを感じる
・下肢が浮腫む


ただし、前立腺がんは初期の段階では目立った自覚症状が出ない場合も少なくありません。

そのため40歳を過ぎたら1年に1回はPSA検査という血液検査を実施することが推奨されています。

前立腺がんの予防法

前立腺がんの予防には食生活を見直すことが有効であると言われています。もともと前立腺がんは日本人には少ないがんだったのですが、食生活が欧米化したことにより患者数が増加したのです。

野菜と魚を中心とした食生活を心がけて、乳製品や動物性脂肪の摂取は控えめにすることが大切です。

また、大豆イソフラボンという大豆に豊富に含まれる成分が前立腺がんの予防や再発防止に有効であると言われています。

大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンに近い働きをするため、男性ホルモンを栄養源とする前立腺がんのがん細胞の増殖を抑えることが出来ると言われているのです。

また、親族内に前立腺がんになった人がいる場合、前立腺がんを発症する確率が高くなると言われています。

特に家族の中に複数の前立腺患者がいるケースや、親や兄弟といった近い親族に患者がいるケースでは、若くして前立腺がんを発症する場合が多いという報告もあるため、より注意が必要だと言えるでしょう。

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