そもそもなぜ頻尿が起こるのか。頻尿の原因とは?

頻尿を引き起こす原因には様々なものがあります。中には男性特有のものや女性特有のものがありますし、性別を問わないものもあります。

頻尿の原因で男性特有のものとしては、前立腺肥大があります。前立腺は男性特有の臓器です。膀胱の下部にある尿道括約筋の奥にあり、尿道を取り囲んでいます。

前立腺肥大は、前立腺の内側が腫れて肥大化する疾患ですが、原因は今のところはっきりとは解明されていません。

前立腺肥大が起こると、膀胱や尿道が圧迫されてしまい、排尿に関係する様々なトラブルを引き起こしますが、頻尿はそのうちの一つです。前立腺肥大は50歳以上の男性の20%以上がかかると言われています。

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女性特有の原因

頻尿の原因で女性特有のものとしては、骨盤底筋の衰えがあります。骨盤底筋とは、膀胱や尿道、子宮などを支える筋肉であり、力が加わると尿道口が締り、尿が漏れるのを防ぎます。

この骨盤底筋肉が妊娠や出産、加齢などの影響で衰えると尿漏れが起こりやすくなってしまうのです。

また、子宮筋腫が原因となり頻尿が引き起こされるケースもあります。子宮は妊娠時に胎児を育てるための臓器であり、女性特有のものです。子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、大きなものになると1㎏を超える場合もあります。

子宮は膀胱の後ろに位置しているため、筋腫が大きくなると膀胱を圧迫してしまい、膀胱内に少量の尿しか溜まっていなくても尿意を感じてしまうのです。成人女性の3人に1人の割合で子宮筋腫があるといわれています。

また、膀胱炎の初期症状として頻尿が起こる場合もあります。女性は男性と比較して膀胱炎にかかりやすいと言われていて、患者数は男性の6倍というデータもあります。

男性の尿道は16~20㎝であるのに対し、女性の尿道は4~6㎝と短いため、細菌などが膀胱に侵入しやすいのです。また、女性は尿道が膣や肛門の近くに位置するため、やはり雑菌などが膀胱に侵入しやすい状態となっています。

これらの点からも頻尿は女性に多い病気であると言うことが出来るでしょう。頻尿は加齢とともに増加する傾向にあります。40歳以上の女性では2人に1人という非常に高い割合で頻尿の傾向がみられるというデータもあるようです。

性別を問わない原因

頻尿の原因で性別を問わないものとしては、過活動膀胱があります。過活動膀胱は、膀胱の筋肉が委縮することで起こる膀胱の機能障害です。膀胱の筋肉が委縮してしまうと、膀胱に多量の尿を溜めることができなくなってしまい、頻繁に尿意をもよおしてしまうのです。

なお、過活動膀胱の症状は頻尿だけでなく、突然強い尿意に教われる「尿意切迫感」や、トイレに間に合わず失禁してしまう「切迫性尿失禁」などがあります。

過活動膀胱の症状は40歳以上の人の8人に1人の割合でみられ、国内で800万人以上の患者がいると言われています。過活動膀胱についてはまだ解明されていない部分も多く、研究が進められています。

また、椎間板ヘルニアが原因で頻尿となるケースがあります。これは排尿をコントロールする神経障害に起因するものです。椎間板とは腰椎と腰椎の間にある軟骨のことで、背骨への負荷を軽減するクッションのような役割を果たしています。

椎間板が変性して本来収まっているべき場所から飛び出してしまい、神経を圧迫することで足腰に痛みやしびれを引き起こす状態を椎間板ヘルニアといいます。

椎間板ヘルニアによって、馬尾神経という脊髄から伸びている神経の束が傷つくと、頻尿の症状が出ることがあります。椎間板ヘルニアは、日常的に重いものを持ち上げる他、老化や骨の劣化などが原因で発症します。

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