パーキンソン病とは

パーキンソン病は40歳以上の人では250人に1人、65歳以上の人では100人に1人、80歳以上の人では10人に1人の割合でみられる病気です。パーキンソン病を発症した人の15~20%は近親者もパーキンソン病にかかっているというデータもあり、遺伝性の病気である可能性もあるようです。

パーキンソン病の詳しい原因はまだ解明されていません。一説によると、脳内に存在するシヌクレインという神経細胞間の伝達を助けるタンパク質が蓄積することで、脳の正常な働きが阻害されて発症するのではないかと言われています。

しかし、原因がわからないことから、有効な治療法が見つかっていないのが現状です。

パーキンソン病は脳のCT検査をしても見つからず、症状の似ている認知症と間違われることも多いため見過ごされてしまうケースが多いようです。

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パーキンソン病の症状 ~運動症状~

パーキンソン病の代表的な症状として、以下の4つがあります。これらの症状は運動症状と言われています。

・振戦(手足の震え)
・無動(動きが遅くなる)
・固縮(筋肉の硬直)
・姿勢反射障害(体のバランスが悪くなる)

振戦はパーキンソン患者の70%程度の人に現れます。安静にしているときに一方の手が細かく動くのですが、手を意識的に動かしているときは症状が現れにくいのが特徴です。振戦の影響で食事などが困難になるケースが多いようです。

無動は身体の動きが遅く小さくなる症状です。よだれが出たり、表情が乏しくなったり、声が小さくなったりします。

固縮は筋肉がこわばってしまい、手足の動きがかたくなってしまう症状です。関節を伸ばすときに抵抗を感じる場合もあります。身体の左右で症状に差がみられるのが特徴です。

姿勢反射障害は、歩行時や立ち上がる時、方向転換をする時などに身体のバランスが保てなくなってしまう症状です。転倒してしまう場合もあるため注意が必要です。

パーキンソン病の症状 ~非運動症状~

パーキンソン病の症状は運動症状だけでなく、頻尿や便秘、うつ症状、不眠・睡眠障害などがあり、これらを非運動症状といいます。

【排尿障害(頻尿)】
パーキンソン病によって排尿を制御する排尿中枢の働きが損なわれることで、頻尿など排尿障害の症状が出ることがあります。また、動きが遅くなることからトイレに間に合わず失禁をしてしまうケースもあるようです。

【便秘】
パーキンソン病になると腸の働きが低下します。直腸のぜん動運動が弱くなり便を押し出すことが出来なくなり、便秘になってしまうケースがあるようです。便秘の症状はパーキンソン病患者の70%以上に見られる症状であると言われています。

また、パーキンソン病の患者は食欲不振をうったえることが多く、食事の量や水分の摂取量が少なくなる傾向があります。また薬の副作用で食欲が減退してしまうケースもあり、こういったことも便秘の症状を引き起こす要因となります。便秘の改善には適度な運動と、水分の摂取が効果的です。

【うつ症状】
パーキンソン病患者の約半数がうつ症状を抱えていると言われています。パーキンソン病によって、ノルアドレナリンやセロトニンといった神経伝達物質の異常が起こることが原因であると言われています。

【不眠・睡眠障害】
パーキンソン病になると、なかなか寝付けなかったり、眠ったとしても途中で何度も目覚めてしまったりします。そのため、日中に強い眠気を感じることが多く、注意力が散漫になりがちです。また、睡眠中にうなされたり、大声を出したりすることもあります。
場合によっては一緒に寝ている人に攻撃をしたり、徘徊をしたりするケースもあります。これは「レム睡眠行動障害」といいます。これらの症状がみられるパーキンソン病患者には向精神薬などを用いて治療を行います。

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