その頻尿は腎機能の低下から起きているかもしれません

腎機能の低下を引き起こすものとして代表的なのが、タンパク質と塩分です。タンパク質が体内で燃えると、尿酸や尿素窒素などといった有害物質が生じるのですが、この有害物質は腎臓で処理されます。

また、血中の塩分濃度が上がると、腎臓は尿の生産量を増やして体外に排出しようとします。

このようなことから、タンパク質や塩分を過剰に摂取すると、腎臓に負担がかかり機能が低下してしまうのです。また、腎臓には多くの血管があるため、血圧や血液の状態に影響を受けてしまいます。

そのため、高血圧や糖尿病といった病気になると腎臓に負担がかかり、腎機能の低下を招きやすいと言われています。

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薄い尿が出るのは腎機能低下のシグナル

腎臓は体内の老廃物を尿に溶かして体外に排出する働きがあります。腎機能が低下すると、尿に老廃物を溶かす働きが弱くなってしまいます。そのため、大量の尿を作ることで老廃物を排出しようとします。尿の量が増えることで薄い尿が出るようになるのです。

体内で作られる尿の量が増えるとトイレに行く回数も増加します。そのため、水分の摂取を控える人がいるかもしれませんが、通常よりも多量の水分が尿として体外に排出されることから、脱水症状を起こす危険性があるため、水分はしっかりと補給する必要があります。

腎機能の低下が続き、老廃物の排出が滞ると体内に毒素がたまってしまいます。その状態が長く続くと尿毒症という状態になってしまうことがあります。尿毒症になると、吐き気や呼吸困難、意識障害など深刻な症状が出ることもあり注意が必要です。

腎機能の低下と痛風の関係

腎臓の機能が低下すると、痛風を発症する危険性があります。痛風は血液中の尿酸が増加することで発症します。血液中に溶け切らなかった尿酸が結晶となり関節に沈着すると、急性関節炎という症状を引き起こすこともあります。

腎臓には尿酸を尿とともに体外に排出する働きがあるのですが、機能が低下してしまうと尿酸を十分排出することが出来なくなり、血中の濃度が上昇してしまうのです。

尿酸の正常値は男女ともに7.0mg/dLまでとされていて、これを超えると高尿酸血症であると定義されています。尿酸値が高くてもすぐに何らかの症状が現れることはありません。

しかし、長期間に渡ると痛風だけでなく、尿道結石や心血管障害などといった病気を引き起こす場合もあり注意が必要です。

腎臓の機能と夜間頻尿

腎臓は排尿にかかわる臓器であることから、体内に異常が起こったり、腎臓自体の機能が低下したりすると頻尿の症状がでることがありますが、多くの場合、昼間よりも夜間に強い症状が現れます。

腎臓の働きが原因となって起こる夜間頻尿にはいくつかのパターンがあります。

【塩分過多による夜間頻尿】
塩分の過剰摂取は夜間頻尿の原因となります。血液中の塩分濃度が上がると、腎臓が夜間に血圧をあげる物質を分泌します。血圧を上昇させることで、塩分を尿と一緒に体外に排出するためです。このため、夜間に頻尿の症状が出てしまう人がいるようです。

【腎機能低下による夜間頻尿】
通常、夜間は尿の生成が抑制されるのですが、腎機能が低下すると尿の生産量が減少してしまうため、日中だけの働きでは追い付かず、夜間にも尿を作るようになってしまいます。このことが原因となり夜間頻尿になってしまうケースも少なくありません。

また、腎機能の低下が進むと、慢性腎不全になるケースがあります。腎臓は夜間には膀胱内の尿を凝縮して量を減らす働きがあるのですが、慢性腎不全になるとその機能が損なわれ、夜間頻尿の症状が出てしまうのです。

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