頻尿とは?排泄・頻尿のメカニズムを知ろう!

人が一日のうちに排尿する平均回数は昼間で5回程度、夜間で0~1回と言われています。排尿の回数には個人差がありますが、1日に8回以上排尿する場合は頻尿であるとされています。

頻尿の特徴としては、排尿の回数が多いこと以外では、1回の排尿の量が少ないことが挙げられます。トイレに行く回数が多く、かつ尿の量が少ないという人は頻尿を疑ったほうが良いでしょう。

頻尿は直接生命にかかわる疾患ではありませんが、QOL(Quality of Life)を低下させます。出先などでトイレのある場所が確認できなければ不安になってしまったり、水分の摂取を必要以上に控えたり、中には電車やバスに長時間乗ることを躊躇してしまう人もいるようです。

また、夜間に何度もトイレに起きることで睡眠不足を引き起こすことなどもあり、決して軽視できない疾患なのです。気になる症状がある場合は泌尿器科を受診すると良いでしょう。

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頻尿の仕組みについて

頻尿を引き起こす要因には様々なものがありますが、主なものは以下の通りです。

(1)摂取する水分の量が多い
(2)膀胱に少量しか尿を溜めることが出来ない
(3)ストレスなど精神的な問題がある
(4)残尿や膀胱に炎症がある
(5)排尿習慣の問題


(1)摂取する水分の量が多い

水分の摂取量が多くなると必然的に排尿の回数は多くなります。一般的に成人が1日のうちに必要な水分量は、体重×50mlであると言われています。

そのうち、食事で摂取できる水分量は1,500mlであるとされていますので、これをマイナスした量が水などの水分で摂取することになります。仕事や運動などで多量の汗をかくようなことがない場合は、摂取する水分の量を抑えることで症状が改善するケースもあります。

(2)膀胱に少量しか尿を溜めることが出来ない

一般的に成人は膀胱内に350~400mlの尿を溜めることが出来ると言われています。ところが疾患など何らかの原因で膀胱内に少量しか尿を溜めることが出来ず、尿を排出する回数が増えてしまうケースがあります。

膀胱内に少量しか尿を溜められなくなる要因には様々なものがありますので、まずは泌尿器科の受診をおすすめします。

(3)ストレスなど精神的な要因

ストレスやうつ病といった精神的な問題によって頻尿が引き起こされることがあります。症状の改善には、ストレスなどの原因となっているものを取り除く必要がありますので、泌尿器科とあわせて心療内科の受診が必要となってきます。

(4)残尿や膀胱に炎症がある場合

疾患などによって排尿時に膀胱内の尿を完全に出し切ることが出来なくなるケースがあります。また、膀胱に炎症などがあると、たとえ尿を完全に排出したとしても膀胱に絶えず刺激があるため、頻繁に尿意を感じてしまうという場合もあります。

(5)トイレ習慣の問題

少しでも尿意を感じるとトイレに行かなければ気が済まないという人もいるようです。トイレを我慢し過ぎると膀胱炎などの原因となりますし身体によくありません。

しかし初期の尿意で、少し我慢すれば気にならなくなる程度であれば、特に健康上の問題はありません。無理のない範囲で我慢をすることが症状の改善につながるケースもあります。

排尿の仕組みについて

排尿の仕組みは、尿を溜める「畜尿」と尿を排出する「尿排出」の二つからなります。

膀胱内に尿が溜まると膀胱は伸びて広がり、その刺激が大脳に伝わることで人は尿意を感じます。膀胱内に溜められた尿の容量が150~250mlに達すると尿意を感じ始め、400~500mlを超えると強い尿意を感じるようになるのです。

この際、膀胱の筋肉は弛緩して尿を溜めこみ、尿道括約筋は収縮して尿が漏れるのを防ぎます。これが畜尿の仕組みです。

人が排尿を意識すると大脳が膀胱反射中枢に指令を送り、膀胱が収縮し、尿道括約筋が弛緩することで尿が押し出されて体外に排出されます。これが尿排出の仕組みです。

このように、膀胱と尿道が逆の働きをすることで、畜尿と尿排出はコントロールされているのです。

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